【ブログ】フィルタリングを多彩にコントロール!IRを読み込んで近づけることもできるユニークなキャビネットシミュレーター!Neunaber Audio Effects Iconoclast Speaker Emulator !

デジタルテクノロジーを極め、IRの良さも欠点も知り尽くしたNeunaberによるキャビネットシミュレーターです!

Iconoclastは、ギターやベースのトーンを直接ヘッドフォン、ミキサーやパワードスピーカー等にアウトプットする際にスピーカーキャビネットのサウンドを再現するスピーカーシミュレーターです。
ドライブペダルやプリアンプなどと組み合わせて使えば、ペダルボードだけでステージの機材を完結させることすら可能です。

Iconoclastは、スピーカーキャビネットの応答性をパラメータ化する独自のフィルタにより、必要な音色に簡単にたどり着くことができます。スピーカーのロードレスポンスの応答成分と共鳴成分に加え、ドライブしたスピーカーのダイナミックレスポンスも再現します。アンプのドライブにスピーカーが与える影響までをシミュレートすることができます。さらに、超低レイテンシ(315μs)により、演奏性にも影響を与えず、リグの感触を保っています。

直感的なコントロールにより、好みの音色を即座に作ることができます。本物のキャビネットの音をいくつも知っている必要はありません。High、Mid、Lowコントロールはその名の通りに機能するので、実際に音を聞きながら調整するだけです。

Lowはキャビネットのサイズを、Midはスピーカーのダイナミクスや、アンプとの相互作用を、Highはカットオフ周波数を設定し、スピーカーのレンジやタイプを調整することができます。さらにノイズゲートを搭載し、シグナルチェインの最後でノイズを回避することができます。

Windows 7以上、またはMac OSX10.7以上の64bit Intelプロセッサーモデルに対応するIconoclastソフトウェアを使うことで、さらに多彩な機能や調整を行うことができます。内部の動作を詳細に視覚化し、トーンがどのように作られているのかを実際に見ることができます。そして、様々なレスポンスを調整し、より音色を追い求めることができます。また、ヘッドフォンなどでもより良い音で再生できるよう、モノラルインプットをステレオアウトに出力できるステレオエンハンサーも搭載しています。

ギターアンプのスピーカーは単に大きな音を出すだけのものではありません。スピーカー自体が音を作り、それ自体のキャラクターが音色となります。ギターアンプのスピーカーは、超低域と超高域を大幅に減衰させ、それ以外は大きくは変えないという特性があります。また、スピーカーはアンプと相互に作用し、ダイナミックレスポンスにも影響を与えます。

ギターアンプのスピーカーは方向性が高く、ポジションにより聞こえ方が異なります。スピーカーの前に立つ(マイクを立てる)位置や、スピーカーキャビネットを壁に近づける、傾けるなどにより音色が異なります。これらのスピーカーは高い出力(センシティビティ)を得るために作られており、滑らかなレスポンスは犠牲となっています。元の音色を忠実に出力することよりも、出力が優先されているのです。
ギタースピーカーのIR(インパルスレスポンス)は実際のスピーカーのデジタルサンプルのため、同様の欠点があり、さらにIRは平均化を行うこと無く、ある一点での定位でのサンプリングのため、応答性がさらに犠牲となっています。

これらの問題を軽減するため、レコーディング・エンジニアは様々なロケーションで複数のマイクや複数のキャビネットを使用することがあります。同様の理由で、IRもミックスして使用されることがあります。Iconoclastは、スムースなレスポンスを最初から作ることができるため、これらの問題を回避でき、複雑な解決法も必要ありません。

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Iconoclastは、ギタースピーカーやIRの持つ欠点を回避し、ギタースピーカー特有のサウンドを増幅とは無関係に作ることができます。つまり必要なトーンだけを、完全な応答性と共に得ることができるのです。ペダルやプリアンプのサウンドを完成させ、理想的な形でヘッドフォンやレコーディングインターフェイス、ミキサー、パワードスピーカーへと出力します。

コンパクトで忠実性の高いパワードスピーカーとIconoclastの組み合わせは、伝統的なギターアンプやスピーカーよりも利点があります。
・重量当たりの高い出力
・広い範囲に安定した音を出力する広い指向性
・ポジショニングによる依存度を軽減
・耐久性が高く、運搬が容易
・ステレオ出力を簡単に行える

Iconoclastは、単なるスピーカーキャビネットの代わりではなく、新たなギタープレイの経験となることを確信しています。

●コントロール
・HEADPHONE LEVEL:ヘッドフォンのアウトプットレベルを調整します。L/Rアウトプットレベルには影響しません。ヘッドフォンアウトを使用する際は、突然の大音量を避けるため、このノブを下げた状態から設定し、必要であれば上げていきます。また、ケーブルや電源の接続時にはこのノブを下げてから行ってください。

・LOW:スピーカーの仮想的なサイズとタイプを変更するように使うことができます。デフォルトでは12インチ1発のオープンバックキャビネット(反時計回り最小)から4×12インチのクローズドバックキャビネット(時計回り最大)の特性を再現します。可変範囲はソフトウェアで調整することもできます。

・MID:主にアンプの減衰係数をコントロールします。反時計回り最小では広いミッドレンジをカットします。Iconoclastはアンプのドライブとスピーカーキャビネットの相互関係をシミュレートします。これはアンプの減衰係数に依存しています。減衰係数が小さいとスピーカーのインピーダンスが周波数レスポンスに与える影響が大きくなります。ほとんどのギター用スピーカーのインピーダンスカーブは、ほぼ広範囲のミッドレンジカットです。減衰係数の低いアンプほど、スピーカーによるミッドレンジカットの影響を受けやすくなります。

・HIGH:このノブは、急激なフィルターのドロップオフ周波数を調整し、高域の出方をコントロールします。時計回りに回すことで高域が強くなります。ギタースピーカーはそれ自体が鋭いローパスフィルタとして動作し、スピーカーによりドロップオフ周波数が異なります。同時に、多くのギタースピーカーはドロップオフ周波数を超えても少量のシグナル“Fizz”を残しています。Iconoclastではスピーカーの持つローパスフィルタとしての動作とFizzを再現し、スピーカーの特性を実現しています。

・NOISE GATE:ノイズゲートのスレッショルド(閾値)を設定します。スレッショルドは、ゲートが閉じる(シグナルを減衰させる)シグナルレベルの設定です。ゲートが閉じると、LEDが青に変わります。反時計回り最小設定ではノイズゲートは無効になります。
特定のデバイスからノイズが聞こえていなくても、シグナルチェインの様々な要因によりノイズが乗ってしまうことがあります。そのため、シグナルチェインの最後にノイズゲートを設置することは有意義なものだと考え、ノイズゲートを組み込むことにしました。

●スペック
電源:9-12VDC
消費電流:60mA Typical
消費電流(32Ωヘッドフォン接続時):100mA(Phone Level最大)
消費電流(16Ωヘッドフォン接続時):120mA(Phone Level最大)
接続端子:センターマイナス 5.5mm OD×2.1mmID
推奨電源:9VDC 100mA以上(ヘッドフォンを接続しない状態)

サイズ:116 mm W, 68 mm L, 47 mm H
重量:227g