【ブログ】美しく、華やかに。これぞ“NIPPON”ファズ!Black Cat N-Fuzz!

1960年代~80年代にかけて、日本製のパーツは、エフェクターの重要な部分を多く担っていました。BBDやOpampなどに加え、トランジスタなども日本で多くが生産されていたのです。

日本製パーツにこだわり、日本製パーツを使用してアメリカで制作されるファズ。それがN-Fuzzです。

Black Cat N-Fuzzは、1993年、テキサスでBlack Catを創立したフレッド・ボンテ氏の設計した、限定モデルを新たに制作したファズペダルです。
オリジナルN-Fuzzは2001年から2003年にかけ、アジア市場のみで販売されたモデルです。ファズフェイスをベースとした回路で、HighとLowアウトプット切替えが付いていました。

オリジナルN-Fuzzが製作されてから10年以上が経過し、今改めて当時のプロダクトを見なおしてみると、改善の余地が見つかりました。
例えば、オリジナルモデルにあったトグルスイッチはトランジスタのバイアスポイントを2種類から選択できるものでしたが、新たに生まれ変わったN-Fuzzは、これをコントロールポットとし、連続的にバイアスを可変できるようになりました。これにより、N-Fuzzは多くの音の可能性を手に入れることができました。

N-Fuzzのトランジスタは、様々なタイプの物を組み合わせてテストを行い、完全なコンビネーションを選び抜きました。その結果、Toshiba 2SC1815とPanasonic 2SC1384を組み合わせ、新しくなったBiasコントロールを組み合わせることで最も幅広く様々なファズサウンドが得られることを発見しました。

“N-Fuzz”という名前が、かつてどういう意味を持って作られたのか、今となっては分かりません。“N”の文字は、もしかすると“N-Channel”を意味し、使用しているトランジスタを表していたのかもしれません。
生まれ変わったN-Fuzzはかつてのモデル同様“N-Channel”(NPN)トランジスタを採用しています。
新しいN-Fuzzは、日本限定モデルですので“Nippon”の頭文字の意味も込めています。そして、前述のToshibaやPanasonid(Matsushita)トランジスタを含め、内部の全てのエレクトリックコンポーネンツは日本製のものを使用しています。だからこそ、“Nippon Fuzz"なのです。

このN-Fuzzは、日本製コンポーネンツの作る独特な個性が全面に押し出されたファズサウンドです。ファズフェイスと聞いて思い浮かぶ、聞き飽きたようなファズサウンドだけではありません。スタンダードなファズフェイスサウンドから、さらに太く重く、棘の立った攻撃的なファズサウンドを作ります。Volumeはラウドに設定出来、Biasコントロールでブチブチのベルクロファズからスムースで太いファズまでをコントロールできます。
そして、多くのファズフェイスペダルを超えるハイレスポンスで、ギターのヴォリュームを落とせば即座にクリーントーンに変えることができます。一言でクリーントーンと言っても、バイパストーンとは全く違う、倍音成分が溢れるようなトーンから、バイアスの設定によってはクリーンなのにブチブチと途切れるような感覚の残るトーンまで、いろいろなクリーントーンを作ることができます。

LEP INTLBlack Cat, fuzz